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テープをDVDにダビングして、きれいに保存。ホームビデオの達人

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ダビング〜思い出を大切に残そう〜

私がDVDへのダビングを進める理由

一日の生活イメージ

 みなさんのご家庭にどれくらいの本数のビデオテープをお持ちだろうか。使い方のわからないビデオカメラで一所懸命に撮影した我が子の成長記録、マイホームという人生で一番の買い物をした時に毎日現場に通って大工さんの作業の様子を記録したビデオテープ、友人の結婚式など・・・その一本のビデオテープには、その人の人生が記録されています。そのビデオを撮影した時には大して重要なものと思っていなかったとしても、何十年もの時が経てそれを見返す機会があった時、それが例え30分のテープだったとしても、その何百倍、何千倍もの思い出が心に蘇ることでしょう。
しかし、それは保管状況が良かったときの話。一般家庭でテープの保管に気を使ったとしても可能な対処は限られてしまいます。特にアナログ記録のテープでは目に見えるノイズが少しずつ増えてしまったり、特に気になるのは音のノイズだと思います。
デジタル記録のテープでも規格上のエラー訂正できる限界以上のデータノイズが入ってしまうと、ブロックノイズが現れてしまい非常に見づらい映像となってしまいます。
 そしてやっかいなのが、テープメディアを大切に好状態で保管していたとしても再生デッキが壊れてしまったら、その映像を見ることができなくなってしまいます。

そこで、私は少し大げさな表現かもしれませんが、「あなたしか撮れない貴重な記録映像」を後世に引き継ぐため、今お手元にあるテープメディアをダビングし、DVDなどにして保管することをお勧めします。
思い出の詰まったbeta、VHS-C、VHS、miniDV、HDV、DVCAM、8ミリ、Hi8、Degital8からDVDへのダビングであれば保管に場所をとりませんし、テープに比べメディアの耐久性が高いため一度デジタル情報にしてDVDに記録しておけば、あとは10年毎にDVDメディアをダビング(コピー)していけば、アナログメディアへダビングしたときに比べ、ノイズが増える可能性は少なくなると思っています。

それでは、家庭で簡単にできるダビングの方法をご紹介します。


思い出の詰まったテープをDVDにダビング

英語学習イメージ

それでは、家庭で簡単にできるダビングの方法をご紹介します。
まず、ご家庭にある「ビデオテープ」の代表と言えばVHSテープです。
VHS-Cカセットで自らカメラを回し撮影した、家族や友人との旅行の思い出などが主ではないでしょうか。
 その沢山のビデオテープをダビングするためにはPanasonicのDMR-EH73VなどのVHS・HDD・DVD一体型のレコーダーを私はお勧めします。
 なぜなら、VHSデッキとDVDレコーダの配線が不要になるだけでなく、一体型デッキならではの付加価値機能の恩恵を受けることができるからです。
 その付加価値機能とは、通常のダビングではVHSからDVDへ録画を始めたらテープが終わるまで録画しなければなりません。しかし、HDDドライブを搭載したデッキであれば、VHSテープの内容を一度HDDに移し、そこで不要なシーンを削除する「簡易的な編集」ができるからです。

ちなみに、これからVHSコレクションをDVDにダビングして保管しようとお考えの方が新規で購入されるならDXアンテナのDXR-160Vがオススメです。理由は何と言っても「新品が手に入る唯一の機種だから」です。ハード・オフなどのリサイクル店で販売されている中古品を否定するわけではありませんが、中古品を購入するにはそれなりのリスクがあるからです。
まずは、肝心のVHSデッキ部の耐久時間と使われ方です。どのような製品でも耐久寿命が無限ということは絶対にあり得ません。特にVHSデッキのヘッド部品は使われ方によって汚れていたり、摩耗していたり・・・あなたは「安いだけの中古品」を使って自分の大切なコレクションをDVDにしたいですか?ということです。
 できるなら新品のご購入をお勧めします。




VHS→DVDにする方法VHS→DVDにする方法

今回はPanasonicのDMR-EH73Vを例に方法をご紹介します。

手順1
 まず、ビデオテープを最後まで早送りし、終わったら最初まで巻き戻しします。長年再生していなかったテープを安定して再生するための風通し作業です。

手順2
 それが終わったら、一度テープを取り出し、クリーニングテープを使ってヘッドを掃除します。できれば湿式と乾式を使い分けるのがベストです。
※VHSビデオデッキのヘッドクリーニング作業の方法の紹介はこのページの下から
 リンクを張っていますので、参考にしてみてください。



手順3
 DMR-EH73Vの本体前面にある「VHS→HDD」のボタンを押す。
これで、テープの録画開始を自動的に検知してHDDにダビング録画してくれます。
途中、特に何もしなくてよいので始め少しだけ異常がないか観たら、後は放置しておいてOKです。HDDへの録画なのでテープ時間が長くても大丈夫です。







おまけ
 ダビングし終わった後のテープを皆さんはどの様に保管しますか?
巻き戻して保管する。という方がほとんどだと思います。
でも、ちょっと待ってください。
デッキによる巻き戻しは、巻き戻しの終わり手前で巻き取り速度が変わるのが普通です。
この「急な可変速巻き取り」はテープの長期保存にはどうかと思います。
細かいことですが、ダビングしているテープが無録画(無信号状態)になっても、テープの終わりまで等倍で再生し、巻き戻さずにそのまま取り出し保管されることをお勧めします。最後まで等倍で再生したテープは綺麗に一定の圧力で巻かれていますから、好都合です。これをわざわざテープに負担のかかる「急加速・急減速」で巻き戻す必要があるのでしょうか?
大抵の方は、テープの最後の部分まで録画していませんから、その部分に傷がついても、本当に大切な映像が記録された部分には影響がないのです。
また、テープのことを考えるなら、再生途中で取り出したりしてはいけません。
ビデオカセットを取り出すときにテープに折れ目がついてしまうことがあるからです。細かな機構の話になるので詳細は割愛しますが、その「テープの折れ目」は次回の再生時にはドラムヘッドに接触することなく再生されていきます。そうするとどうなるか・・・
もうお判りですね。その部分が画像のノイズになります。それどころか、折れ目の部分では磁性体の剥がれが生じ、その細かい粉がヘッドを汚し、ほかのテープを汚すという悪循環に陥ってしまいます。
 以上の理由から、録画されていることが少ない「テープの最後まで等倍再生して保管する」ことを私は推奨しています。
 また、当たり前のことですがテープへのホコリの付着を防ぐため、テープはケースに入れて保管しましょう!

DVCAM、miniDVをダビングする 【どうしてもブロックノイズ、ドロップアウトが発生する場合】

 「miniDV」や「DVCAM」のテープをお持ちの方で、経年劣化によりテープが劣化しブロックノイズ、ドロップアウトが発生し通常の再生ができない場合でも、再生できる可能性があります。
少々お金がかかってしまいますが、業務用DVCAMデッキである「DSR-2000」「DSR-2000A」を利用することです。両者の違いはiLink端子が標準で搭載されているかどうかです。
「DSR-2000」は「DSR-1800」「DSR-1600」「DSR-1500」と同じような外見ですが、テープの情報を読み出すビデオヘッドが通常の2倍装着されており、高い再生性能を持っています。
実際には、「DMC再生機能」を使い、テープとヘッドのあたりを強くすることで、さらに再生できる可能性を高めています。
「DSR-2000」では家庭用DVのLPモードで録画されたテープも再生できるため、「DV規格の最強デッキ」とも言えるでしょう。100パーセント完全に再生できるとは限りませんが、試してみる価値は十分にあると思います。ヤフーオークションなどで10万円前後で取引されていますので、子供の成長記録など、どうしても再生したいテープがある場合は購入を検討されることをお勧めします。






ただ、このページをここまで読まれた方の中には「やはり専門業者に頼もう」という考えになる方も多いかもしれませんね・・・確かに、カビ取りなどの専門技術を持った業者に頼むのも手かもしれませんね。。。




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